VBAのPreviousSelectionsプロパティ

こちらでは、エクセルVBAのPreviousSelectionsプロパティの解説になります。

プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.プロパティ名

また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。

オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値

目次

PreviousSelectionsプロパティ

PreviousSelectionsプロパティは、選択されたセル範囲または名前で、4 つ前までを配列として返します。配列の各要素は、Range オブジェクトです。値の取得のみ可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。

expression.PreviousSelections(Index)
expression 省略可能です。Application オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。
Index 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。セル範囲または名前の配列のインデックス (1 ~ 4) を指定します。
[名前の定義] ボックスを使ってセルまたはセル範囲にジャンプしたり、[編集] メニューの [ジャンプ] をクリックしたり、マクロが Goto メソッドを呼び出したりすると、セル範囲が配列の 1 番目の要素として挿入されます。配列のほかの要素は、1 つずつ後ろに送られます。
次の使用例は、セル範囲の選択を記録しておく配列のすべての要素のセル参照を表示します。選択した記録がない場合、LBound 関数はエラーになります。このエラーはトラップされ、メッセージを表示します。


On Error GoTo noSelections
For i = LBound(Application.PreviousSelections) To _
            UBound(Application.PreviousSelections)
    MsgBox Application.PreviousSelections(i).Address
Next i
Exit Sub
On Error GoTo 0

noSelections:
    MsgBox "選択した記録がありません。"

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

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こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したステートメントをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。

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